FF12(PS2) [ゲームの感想]
先週やっとエンディングを見ました。
なんだか、最後まで盛り上がりの無いストーリー展開でした。
主人公を間違えてる、というか・・・
主人公とストーリーの絡ませ方を間違えていると言うか・・・
登場人物にかわいげが無くてなぁ。(泣)
ストーリーの展開と、ミニゲームの入れ方を工夫しないから盛り上がらないのかなぁ?
制限時間内にコマンド入力しないと先へ進めないようなステージがひとつも無いので、クリアするには楽なんだけど、なんだかなぁ。(- -;
登場人物の、旅を続ける理由が今ひとつ弱いんだよなぁ。
「何となく」の「命がけ」は共感できないよ。
FF6では、世界をめちゃくちゃにされるのを止められなかった責任感からもう一度旅立つ主人公たちに感動したり、
FF7では、それぞれの理由から星を救う旅に巻き込まれていくのが自然だったし、
そういや、8も9も10も、世界の運命がかかった旅だったんだな。
FF12は世界の一部の話でしかないから、今ひとつ「助けなきゃ!」って気持ちになれないのかなぁ。
登場人物の背負っているものが表現されていなくて、共感しにくいのもイマイチな理由の一つ。
パンネロがヴァンに対して「好意を持っているから行動を共にしたい」っていうのは簡単に納得できるけど、
ヴァンがアーシェに協力したい気持ちになるのが言迷。
アーシェにしても、彼女が「国を守りたい」と思う強いエピソードが無くて共感しにくいのも難点。(FF10では脇役召喚士ドナでさえ、命懸けの旅をする理由が伝わってきたよ)
彼女に共感できないから、彼女の力になろうとするバッシュも大したことの無い人物に思えて・・・。
フランがエルトの里を出たことがオオゴトのように扱われているけど、街中や世界のあちこちにヴィエラが居るので、納得がいきません。ヒュム(バルフレア)と同行しているのが珍しいなら、それなりのエピソードがほしかったところ。
唯一人、バルフレアだけに「行かなきゃならない理由」があって、それが泣かせましたけど。
説明不足なんでしょうけど、アーシェの背負ってるものが見えなくて、何だか嫌いなタイプの女性になってます。(FF9のお姫様も、FF10のユウナも、助けてあげたい気持ちにさせられました。)
展開としては、バルフレアと空賊稼業をしばらくやって、冒険の途中で帝国の陰謀を知り~の、ダルマスカ解放軍と鉢合せし~の、ってゆっくりペースでアーシェに係わっていく方が、後に戻れない感が出てよかったのじゃないかしら?
バトルシステムは、まぁ、楽しめたかな。
ライセンスがあっという間に埋まっちゃったのが何なんだけど。
ラスボスより強い敵(つーか、ラスボス弱すぎ。Lv50で叩いてるだけで勝てると言うのはどうよ?)満載で、まだまだ楽しめそうなので、もうちょい頑張ります。
今までプレイしたゲームの中で、最も忍耐力を必要とするゲームと言う点では、心に残る一品(逸品)です。
私もアルティマニア買いましたよ、重かったんですけど。確かに、もう少しストーリーにも凝って欲しかったと言うか、いい話にして欲しかったと言うか。
by mizuki(endlessblue3@gaiax) (2006-05-26 00:00)
アルティマニア購入。製作スタッフが手がけたゲームを知り、何となく意図が掴めました。ストーリーよりもゲーム性を重視した結果なのか。なるほど。RPGでは無いと思ったほうが納得なのね。FFなのに~。残念。
by ケイ(k-winner@gaiax) (2006-05-26 00:00)